動員数220万人以上、興行収入は31億円を突破し、2018年最大の話題作となった『カメラを止めるな!』の上田慎一郎によるオリジナル脚本&トリプル監督作品『イソップの思うツボ』が8月16日(金)より全国公開となることが決定した。また、本作がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019にてオープニング作品となることも決定した。
上田と共に監督を務めるのは、『カメ止め』では助監督を担当し、スピンオフ版の監督も務めた中泉裕矢と、同作でスチールを担当した浅沼直也。3人が共同で監督を務め、それぞれの特徴を生かして演出された『カメ止め』を超える≪ネタバレ厳禁≫の濃厚な時間が待ち受ける。
『カメ止め』出演時にはほぼ無名だったキャストも、映画を観た多くの人に印象を残し、今やドラマ・CMなどに多数出演。一躍時の人になった。そんな『カメ止め』を牽引した3人が仕掛ける新作『イソップの思うツボ』でも謎に包まれたキャストに注目が集まるなか、3人のヒロインをはじめ、脇を固める実力派俳優陣が満を持して発表となりった。
ヒロインを演じるのは舞台やTV・MVで活躍する新進気鋭の女優・石川瑠華、ゼクシィ11代目CMガールを務め、ファッション誌でモデルとしても活躍する井桁弘恵、『光』『アイスと雨音』など出演作を重ねる紅甘の3人。石川が演じるのは、カメだけが友達の内気な大学生・亀田美羽。井桁が演じるのはタレント家族の娘で、美羽の同級生・兎草早織。そして紅甘が演じるのは父と二人で復讐代行屋を営み、その日暮らしの生活を送る少女・戌井小柚。
なお、3人のヒロインからはコメントも到着している。
そんな新星ヒロイン3人をサポートするのは実力派俳優陣。斉藤陽一郎が小柚の父・戌井連太郎役、藤田健彦がタレント一家・兎草家のマネージャー・田上役、髙橋雄祐(「髙」ははしごだか)が美羽と早織の大学の臨時講師・八木圭佑役、桐生コウジが早織の父・兎草信司役、川瀬陽太が謎の男・近藤役、渡辺真起子が美羽の母・亀田美紗子役、そして佐伯日菜子が早織の母・兎草裕子役を演じる。
3ヒロインの苗字にはそれぞれ、「亀」「兎」「戌」と動物の名前が紛れており、それとストーリーとの関係性にも期待が高まる。一方で、ここに記した役柄紹介は各キャラクターの一面のみを現したもの。騙されるな、奴らには裏がある―?
『カメ止め』クリエイターである浅沼・上田・中泉という3人の共同監督が、魅力溢れる新進気鋭の原石3人をどのように演出したのか?そして彼女たちはどのような演技で作品を彩るのか?
さらに、本作はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019のオープニング作品としてワールド・プレミア上映されることが決定した。過去には白石和彌監督や中野量太監督などを輩出し注目を集める本映画祭にて受賞歴のある浅沼直也、上田慎一郎、そして昨年のオープニング作品『君がまた走り出すとき』を監督した中泉裕矢の3人が、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザによる支援を受け製作された本作。SKIPシティと関わりの深い3人の共同監督作品が映画祭を一層盛り上げる。
『カメ止め』クリエイターの心を射止めたブレイク必至の新星ヒロイン3人!
コメント一覧
石川瑠華
素敵な3人の監督と、魅力的なキャスト、スタッフの皆さんとご一緒した大切な作品です。
そこに主演として参加させて頂けたこと、光栄でしたが、大きなプレッシャーでもありました。それぞれの監督の色もあるので、どう混ざり合うのか想像出来なかったんですが、完成した作品を観るとその色の混ざり合いがとても魅力的になっていました。
ハラハラワクワクする作品になってますので、ぜひ劇場に足を運んで楽しんで頂きたいです。
【プロフィール】
1997年3月22日、埼玉県出身。2017年から女優としての活動を開始。堤幸彦、大根仁、川村元気らが審査員を務める第2回未完成映画予告編大賞でグランプリと小原信次賞をW受賞した『猿楽町で会いましょう』(18/児山隆監督)に主演し、審査員から高い評価を集めた。池松壮亮らが特別出演した「絶景探偵。SP」(19/福島中央テレビ)では板橋駿谷演じる主人公の妹役としてメインキャストのひとりを好演。また、磯村勇斗主演の舞台「hammer & hummingbird」(18/脚本・演出:濱田真和)への出演のほか、ゆずの「イコール」(18)、井上苑子の「踏み出す一歩が僕になる」(18)、Aimerの「We Two」(19)など多くのMVに出演するなど今後のさらなる活躍が期待される新進女優。主な出演作は第41回モスクワ国際映画祭参加作品『Shell and joint』(19/平林勇監督)、MOOSIC LAB2018参加作品『左様なら』(19/石橋夕帆監督)、JR東日本のTV-CMなどに出演中。他、2本の主演映画を含む6本の映画が公開待機中。
井桁弘恵
三監督の現場は、めまぐるしい状況の変化についていくのに必死でしたが、カットがかかるたびにキャストの方々含めみんなで意見を出し、話し合いながら作品を作りあげていく時間はとても幸せでした。
私が演じた兎草早織は演じていて辛いシーンもありましたが、その中で、家族の愛や友情から早織としてはもちろん私としても考えさせられることがありました。
最後まで息つく暇がなく、結末も予想できないこの作品をぜひ楽しんでいただきたいです。
【プロフィール】
1997年2月3日、福岡県出身。14歳の時に初めて訪れた原宿でスカウトされ芸能界デビュー。その後ドラマやCM、ファッション誌などで活躍。「ZIP!」(NTV)で2017年4月から1年間レポーターとしてレギュラー出演。過去に吉岡里帆や広瀬すず等も起用され、ブレイクのきっかけとなった結婚情報誌リクルート「ゼクシィ11代目CMガール」に抜擢され話題となった。連続ドラマ「極道めし」(18/BSジャパン)では主演・福士誠治の妻役を好演し、映画『四月の君、スピカ。』(19/大谷健太郎監督)では主演・福原遥の恋敵役を演じるなど、女優としての活躍の場を広げている。主な出演作に『クロノス・ジョウンターの伝説』(19/蜂須賀健太郎監督)、「警視庁ゼロ係?生活安全課なんでも相談室?」(18/TX)など。また、「ダウンタウンDX」(YTV)、「もしもツアーズ」(CX)「くりぃむクイズミラクル9」(CX)などに出演するなど、バラエティでも活躍中。
紅甘
オーディションのときの、だんご3兄弟のような監督3人が放つ、少年的なまぶしさが忘れられません。出演が決まった時は、映画に出られることよりも、3人の仲間に入れることが嬉しかったです。とにかく楽しい、カオスな修学旅行みたいな現場でした。この作品の行く末に、あのときに見たまぶしさがあればいいなと思います。
【プロフィール】
1999年12月29日、東京都出身。2007年より女優として活動を始め、田口トモロヲや古田新太ら個性派俳優が出演した『カインの末裔』(07/奥秀太郎監督)でスクリーンデビュー。2012年に『家をたてること』(長谷部大輔監督)で初主演を果たす。母・内田春菊の漫画をドラマ化した「南くんの恋人~my little lover」(15/CX)や大森立嗣監督作『光』(17)など多数の作品に出演。主な出演作に『白河夜船』(15/若木信吾監督)、『最低。』(17/瀬々敬久監督)、『アイスと雨音』(18/松居大悟監督)、『ここは退屈迎えに来て』(18/廣木隆一監督)などがある。2019年は松田龍平主演の「イーハトーボの劇列車」(作:井上ひさし・演出:長塚圭史)で初舞台を踏む。さらに安藤サクラも務めたファッションブランド「TOGA PULLA」のビジュアルイメージに起用されるなど、女優・モデルとして幅広いジャンルで活躍している。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019(第16回)開催概要
会期:2019年7月13日(土)~7月21日(日) <9日間>
会場:SKIPシティ(埼玉県川口市)
内容:国際コンペティション、国内コンペティション、特集上映、関連企画、イベント等多数予定(後日詳細発表)
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:www.skipcity-dcf.jp
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ とは
映像関連産業を核とする次世代産業の導入・集積を図るため、2003年、埼玉県川口市にオープンしたSKIPシティの中核施設。6つの施設群(HDスタジオ、映像制作支援室、インキュベートオフィス、映像ホール、映像ミュージアム、映像公開ライブラリー)によって構成され、撮影から編集、作品の上映まで一貫して行えることが特徴となっている。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 とは
2004年に誕生した国際コンペティション映画祭。デジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスし、世界中からエンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を公募。次代を担うクリエイターを発掘することにより、新たな映像産業の発展に寄与することを目的に毎年開催している。審査員は国内外の映画業界の第一線で活躍する方々で構成。過去に白石和彌監督(『ロストパラダイス・イン・トーキョー』)や中野量太監督(『チチを撮りに』)、坂下雄一郎監督(『神奈川芸術大学映像学科研究室』)が本映画祭で受賞後に商業デビューを果たす。上田慎一郎監督は『テイク8』で2016年に短編部門奨励賞を、浅沼直也監督は『冬が燃えたら』で2017年に短編部門最優秀作品賞を受賞。中泉裕矢監督は初監督作『円罪』と『母との旅』が2012年と2014年に短編部門にノミネートされている。
イントロダクション
構想3年、監督3人!『カメラを止めるな!』の“快感”再び!!
あの有名童話さながらに、ウサギとカメ、そしてイヌが“奇想天外”な騙し合い!
やがてむき出しになる、3つの家族それぞれの“正体”…あなたは見破れるか!?
ストーリー
“家族”の仲も良く、カメだけが友達の内気な女子大生、亀田美羽。
大人気“タレント家族”の娘で、恋愛体質の女子大生、兎草早織。
“復讐代行屋父娘”として、その日暮らしの生活を送る戌井小柚。
三人の少女が出会う時、最高の奇跡が起こる――。
これは、甘く切ない青春映画・・・・ではない!
騙されるな!!!!!!
誘拐、裏切り、復讐、はがされる化けの皮!
予測不能の騙しあいバトルロワイヤル!
結末は、あなたが思い描くどれとも、、、違う!!!
作品タイトル:『イソップの思うツボ』
出演:石川瑠華 井桁弘恵 紅甘
斉藤陽一郎 藤田健彦 髙橋雄祐 桐生コウジ 川瀬陽太 渡辺真起子 佐伯日菜子
監督:浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢
脚本:上田慎一郎
共同脚本:浅沼直也、中泉裕矢
2019/日本/シネスコサイズ/5.1CH/87分
製作:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作・企画:デジタル SKIP ステーション
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:アスミック・エース
公式 Twitter:turtle_themovie
コピーライト:(c)埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
8月16日(金)より全国ロードショー